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広域連合ってなに?

広域連合とは

 広域連合とは、複数の県や市町村が行政区域にとらわれず広域的な地域づくりや住民サービスの提供などを主体的に取り組むことを目的に設置する組織です。多様化、広域化する行政需要に的確に対応するための制度として、平成6年の地方自治法の改正(平成7年6月施行)によって創設されました。

広域連合の特徴

 広域連合の主な特徴としては、次のようなものがあります。

広域的な行政ニーズへの対応

 広域連合は、都道府県と市町村が互いに関連した事務を持ち寄って総合的に処理することができるなど、広域的な行政ニーズに対して柔軟かつ複合的に対応することが可能です。

広域的な行政課題の調整

 広域連合は、広域計画に広域連合が処理する事務だけでなく、これに関連する構成団体の事務についても盛り込むことができます。また、広域計画を推進するうえで支障があると認められる場合には、広域連合議会の議決を経て、構成団体に対し勧告することができるなど、広域的な行政課題に対する調整機能を持っています。

権限移譲の受け皿

 広域連合は、直接国又は都道府県から権限を受けることができます。このため、個々の市町村では実施困難な事務についても、その広域連合の規模や能力に応じて法律等の定めるところにより、直接広域連合が処理することができるなど権限移譲の受け皿としての機能を持っています。

民主的な組織

 広域連合では、長や議員を地域住民による直接選挙又は構成団体の長や議員による間接選挙によって選出することになっています。また、地域住民は条例の制定・改廃や広域連合長の解職、議会の解散などを広域連合へ直接請求できることからも民主的な組織であると言えます。

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