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三遠南信地域連携ビジョンとは?

 現在、人口230万人、工業の出荷額も13兆円を越える三遠南信地域。地域に広がる豊かな経済資源や自然環境、特色ある歴史・文化は、都道府県にも匹敵する大きなポンテンシャル(潜在能力)を持っています。また、三遠南信地域は、平成5年度から「三遠南信サミット」を開催し、県境を越えた連携による地域振興を進めてきました。
近年、市町村合併や高速道路等交通ネットワークの整備による地域構造の変化、また、道州制や国土形成計画など国の地域づくり制度の検討が進められる中、地域住民をはじめ、大学、経済界、行政など地域の発展を願う様々な関係者が力を合わせて「三遠南信地域連携ビジョン」を策定しました。

目標期間

「目標期間 概ね10年間」

 三遠南信の目指すべき将来像と連携事業の方針を定めます。

5つの目的

  1. 道州制や国土形成計画など県境を越える地域づくりへの制度
  2. 経済活動のグローバル化に対応した県境を越える産業競争力の強化
  3. 市町村合併による地域構造の変化に対応した広域行政の推進
  4. 地域連携活動の相乗効果の発揮
  5. 県境を越えた社会基盤を活かした地域づくり

テーマ

「三遠南信250万流域都市圏の創造・世界につながる日本の中央回廊」

 ビジョンでは天竜川・豊川流域の上下流が一緒になって、住民生活から産業経済にわたるさまざまな課題を解決し、自立した地域の未来を築き上げ、確固たる圏域を形成しようとする強い思いを映し出しています。

目指すべき地域像(3つの役割)

(1)日本の中央回廊の形成 (2)大伊勢湾環状地域を構成する中核的都市圏の形成 (3)流域循環の形成

中央回廊の形成

太平洋側と日本海側の両地域を東西日本の中心で結び、経済・観光・文化面の交流と連携を形づくります。

中核的都市圏の形成

伊勢湾と中心に産業や文化等の多様なネットワークを構築します。

流域循環圏の形成

上下流域が環境や経済をはじめ、広範な分野で有機的にネットワークする循環圏を構築します。

ゾーニング

ゾーニング

(1)既存集積ゾーン
 三遠南信地域南部のJR東海道線、東名高速道路に沿った地域は、特色をもった都市が連続しており、高度な都市機能が集積しています。広域幹線道路として、東名高速道路や国道1号の東西幹線が地域を貫き、圏域の東西には三河港や御前崎港の国際港湾を擁しています。政令指定都市・浜松と中核市・豊橋とを広域交通網や情報網でより緊密に結びつけ、圏域の核として一体的な経済・文化圏を形成することにより、圏域全体の発展を牽引します。

(2)新規ゾーン
 東名高速道路と第二東名高速道路に挟まれた地域で、住居系の郊外市街地と都市近郊農業地帯が混在する地域です。今後は、第二東名高速道路の開通に伴い、インターチェンジ周辺等への新たな産業集積が期待されます。浜名湖や地域の森林などの自然環境との調和を保ちつつ、バランスのとれた土地利用が必要です。.

(3)中山間地域ゾーン
 圏域北部の中山間地域は、過疎化・高齢化が進んでいる地域です。優れた自然環境の保全を基調とし、ライフスタイルの多様化に対応した交流人口の拡大を進めます。三遠南信自動車道の整備により、特色ある地域資源を活かすとともに、新規ゾーンや既存集積ゾーンとの活発な交流による地域振興が必要です。

三遠南信地域連携ビジョンの5つの基本方針と重点プロジェクト

5つの基本方針

  1. 中部圏の中核となる地域基盤の形成
    (1)三遠南信自動車道の整備促進と三遠伊勢連絡道路(伊勢湾口道路)構想の実現
    (2)三河港、御前崎港、中部国際空港、富士山静岡空港の整備と高速道路へのアクセス路の整備促進による国際ゲートウェイ機能の充実
    (3)リニア中央新幹線の早期実現と飯田駅設置
    (4)豊橋・浜松環状道路を形成するネットワークの整備促進
    (5)県境を越えるマスコミの連携
  2. 持続発展的な産業集積の形成
    (1)三遠南信ビジネスマッチングの促進
    (2)国内外に向けた人材・企業誘致の活動促進
    (3)特徴ある産業クラスター拠点づくりと県境を越えた事業連携
    (4)三遠南信地域大学フォーラムの設置
  3. 塩の道エコミュージアムの形成
    (1)「塩の道」風景街道の体制づくり
    (2)地域資源を活かす鉄道の有効活用
    (3)海外への観光情報発信と外国人観光客誘致の促進
    (4)三遠南信アンテナショップの開設
  4. 中山間地域を活かす流域モデルの形成
    (1)「健全な水・物質循環」の構築に向けた共同プロジェクトの推進
    (2)上流域と下流域の自治体が連携した流域定住の推進体制の整備
  5. 広域連携による安全・安心な地域の形成
    (1)医療分野の県境を越える連携の促進
    (2)三遠南信地域内住民に対する公共施設の広域利用推進
    (3)県境を越える防災体制の強化

 三遠南信地域の目指すべき地域像を踏まえたテーマを達成していくため、5つの政策の基本方針を設けます。基本方針ごとに、推進方針主要施策を掲げ、これらの政策体系に従って連携事業を積極的に推進します。

推進体制

 地域住民、大学、経済界、行政の代表により組織する「三遠南信地域連携ビジョン推進会議=SENA(セナ)」を設立し、連携ビジョンの推進と推進管理を行います。

SENA(セナ)の役割

  • 重点プロジェクトの推進、評価・見直し
  • 道州制などの国の動きに対する働きかけ
  • NPO法人や企業などが取り組む連携活動を支援
  • 新連携組織の検討、移行

三遠南信州地域連携ビジョン ダウンロード

PDFファイル三遠南信州地域連携ビジョン

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